「ColdCard」はカナダに本拠を置くCoinkite社が販売するハードウェアウォレットです。ビットコインに特化したエアギャップ型のハードウェアウォレットで、一言で言うならセキュリティにこだわりまくった(良い意味で)狂っている製品です。
一部のビットコイナーからは非常に愛されているウォレットですが、セキュリティにこだわるがあまり敷居が高いと敬遠されることも。
実際には使い方にもよりますがそこまで難しいものでもなく、簡単に使うならLedger NanoやTrezorと比べて多少手間がかかる程度。
Coldcardの利用ガイド
Coldcardではユーザーの好みに応じたいくつかのセキュリティレベルで運用することができます。
- Quickstart! Start Here!
- COLDCARD Middle Ground Guide
- COLDCARD Paranoid Guide ※pranoid: 偏執症(患者)の、誇大妄想的な、病的なほど疑り深い
- COLDCARD Ultra Quick Guide
初心者向け(?)のUltra Quick GuideからParanoid Guideとかいう病的なビットコイナーに向けたものまでそれぞれのガイドを用意してくれているのです。
ちなみに中級編であろうMiddle Ground Guideの時点でシード生成のための乱数は実際にサイコロを振ることで生成する方法が書いており、Paranoid GuideではColdCardが本当にサイコロの目をもとにシード生成しているか検証する方法が紹介されています。
普通に乱数ジェネレータは信用できないし、よくよく考えたらColdCard自身も信用してはいけないようですね?
・・・やはり頭がおかしいですね(褒め言葉)
価格
$157.94
対応通貨
BTC
主要ウォレットアプリケーションの対応状況
- Sparrow Wallet
- Nunchuk
- Electrum 等
外観
あとで追加します
Coldcardの推しポイント
- ビットコインに特化した高セキュリティなエアギャップ型ウォレット
- USB-Type CやNFCでの接続も可能
- セキュリティに関する機能が豊富に搭載されている
- 製品そのものも信用するなと言わんばかりの機能まで
Coldcardの注意点
- ビットコインのみしか対応していない
- ビットコイン以外の通貨では利用不可
- 病的ビットコイナー的にはプラスポイント(?)
- ビットコイン以外の通貨では利用不可
Coldcardの評価
「ビットコインHODLer専用ハードウェアウォレット」 ※HODL=暗号資産を買って価値が上がるまで持ち続けること
Coldcardはビットコインをセルフカストディで安全にHODLすることに特化したウォレットです。特に大量のビットコインを保管するユーザーは検討する価値がある思います。
まとめ
ColdCardには他にもパスワードマネージャーとしての機能や、ペーパーウォレットの作成機能など、実際に使うかはさておき好奇心をくすぐる機能が多数搭載されています。
ガイドでは初級・中級・上級のような分類がされていますが、個別の機能を利用するか否かで言えば非常に多彩な使い方ができる製品です。
ここで書けなかった機能に関してもそれぞれ1記事書けるような内容だったりするので今後紹介していこうと思います。