2024年5月31日にDMM Bitcoinから約482億円相当の不正流出が発生してしまいました。
過去にも国内取引所で何度もハッキングによる暗号資産の流出事件が発生しており、国内取引所だから安全だというのは幻想です。
今回は大手のDMMグループだったために全額補償するという漢気対応が発表されましたが、もしこれが小さな会社だったらこの対応はできなかったでしょう。(補償の判断早すぎでした、さすがFANZADMM)
今後のために情報をまとめます。
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トランザクション
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国内取引所での過去の暗号資産流出事例
- 2014年
- マウントゴックス
- 470億円相当
- マウントゴックス
- 2018年
- コインチェック
- 580億円相当
- Zaif
- 70億円相当
- コインチェック
- 2019年
- ビットポイント
- 30億円相当
- ビットポイント
- 2021年
- QUOINE
- 100億円相当
- QUOINE
- 2024年
- DMM Bitcoin
- 482億円相当
- DMM Bitcoin
参照元: 暗号資産の不正流出一覧 DMM BitcoinはBTC482億円相当
雑感
当然ではありますが、今回流出事件を起こしてしまったDMMも顧客資産の大半をコールドウォレットにて保管していました。https://bitcoin.dmm.com/about/security
(482億円相当のBTCが一つのウォレットに保管されていたというのは驚きですが)
まだ詳細な経緯が開示されていないので手口は不明です。これを機に各国内取引所のコールドウォレット運用がどのようなフローか検証できるようにして欲しいですね。
個人レベルならともかく、業務システムでコールドウォレットと外部のインターフェースをしっかり構築するのってよく考えると難しいし、コストもかかるんだろうなと。
なので他の取引所はしっかりできているかと言われると正直怪しいなと思います。
個人でもセルフカストディを見直すいい機会だと思うので私自身も再点検することにしつつ、続報があれば追記します。
※6/5追記: 第二報にて全部で550億円の調達を実施すると発表されました。素晴らしい。